Withコロナの時代にDXは何をもたらすか①
そもそもデジタル化とは?

 2020.10.19  ビジネスプロセス変革ポータル編集部

菅内閣が誕生し、行政改革やデジタル庁の開設など、菅首相の肝入りの政策が始まろうとしています。
特にコロナ対策では、日本のIT化の遅れを露呈してしまいました。
そのこともデジタル庁の開設の要因にもなっているでしょう。

ここ数年デジタルトランスフォーメーション(DX)と言う言葉が飛び交いトレンドとなっていましたが、最近ではテレワークと言う言葉が主流かもしれません。
でも、テレワークの推進とDXは切っても切り離せない関係にあるのではと思います。

コンピューターの登場から今に至るまで、日本のIT化は何故遅れたのかを含め、何回かに分けてこれからの日本のIT化やDXのもたらす未来について考えてみたいと思います。

コンピューターの時代がやってきた!

60年ほど前にIBMのコンピューターが日本に登場し、日本でも追随して国産コンピューターの開発が始まりました。
ちなみにコンピューター化することがデジタル化と言う意味では無いのですが、今はデジタル化はIT化のこととほとんど同じ意味で考えているのではないでしょうか?
ちなみに、そろばんはアナログではなくデジタルとのことです。
デジタルとは何かを理解したら、なるほどと思うことです。

私は大昔、カシオの電子計算機を触ったことがあります。
値段は12,800円で小さな弁当箱くらいの大きさです。
それでできたことは四則演算のみです。
それでもボタンを押すだけで簡単に計算結果を得られるのは感動でした。
ただ、今は100均の電卓の方が機能は遥に上だと思われます。

そうしてマイコン、パソコンとコンピューターがどんどん身近になって行きます。
パソコンが身近になったと言っても最初は高価なもので、誰もが持っていたわけではありません。
多分、広く行き渡った要因はゲームだったのかもしれません。
それでも表計算やデータベースなど、遊びからスタートしたかもしれないパソコンも、我々の生産性に寄与する存在になっていったと思います。

余談ですが、私がコンピューターの技術者だった時は、入力装置は紙カードで、オフィスにはワープロはありましたが、パソコンは1台もありませんでした。
コンピューター技術者の持ち物は、鉛筆とフローチャートを書くための特殊な定規(テンプレートと呼んでいました)と消しゴムです。
それこそコンピューター会社の人のほとんどはアナログで仕事をしていた感覚です。

Zaurusなどの携帯情報端末(PDA)の登場やノートパソコンなど、コンピューターが更に身近な存在となり、パソコンでなくてもカメラやいろいろなものにコンピューターが搭載されて、どんどんとデジタル化が進んで行っている実感がありました。

デジタル化で生産性はどれだけ向上したのか

コンピューターの無い時代、帳簿を付けてそろばんなどで手計算をして、手書きの文書は間違えれば何度も書き直しをしていました。
今から考えれば、信じられないほどの非生産的なことです。

これも余談ですが、英語の論文を書く際に普通はタイプライターで論文を作成していたのですが、もしも論文に1行追加をすると、どのようになるでしょうか。1語追加でもいいです。
答えは作り直しです。

当時タイプライターは2万円前後で買えたと思うのですが、私は30万円くらいかけてワープロを買いました。
10万円ほどでも買えたのですが、10万円だと記憶媒体(当時はフロッピーディスク)に読み込ませることはできません。
1行追加や、1語追加はワープロでは簡単にできますが、提出済みの論文を修正するためには、そのデータを格納しなければ、修正はできません。

先ほどからずっと話をしていることは、今の時代では当たり前のことですが、当時はデジタル化がもたらした奇跡であり、生産性を大幅に向上させるための魔法の道具でもあったのです。
もちろん、手書きの時代に比べたらタイプライターも生産性を飛躍的に向上させたものなのでしょうが、このようにして作業や仕事はどんどん効率化されて行きます。

最近では働き方改革のひとつとして、長時間労働の削減というのもありました。
その際にも、業務を可視化して、業務を改善して、労働生産性を上げると言うものでした。
ただ、無駄な業務は止めるとか、業務を統合するとかアウトソースするとかの話はありましたが、デジタル化で生産性を上げるという話は、あまり出て来なかったような気がします。

これまでのデジタル化によって飛躍的に業務が改善され生産性が向上したのに、最近ではコンピューターがあまりにも身近になりすぎたのか、そのような発想にはならないのでしょうか。
だからこそ、デジタルトランスフォーメーションなのかもしれません。

まとめ

何も新しいものでないのに、何故デジタルトランスフォーメーションなんだろうと思ったのですが、それは世の中に出回っているIT資産を棚卸して、また無ければ発想して、現状存在する紙や会話、最近話題の押印などを無くすことによってどのような状況になるのかを想像してみる機会になったのではないでしょうか。

まさにテレワークは、そのような状況を想像することに、大いに役立っているのではと考えております。
それが、デジタルトランスフォーメーション(DX)とテレワークの切り離せない関係だと思います。

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